Goodbye Yellow Brick Road (黄昏のレンガ路) - Pianoman from Japan(日本語訳付き) |
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本日もエルトン・ジョンの名曲"Goodbye Yellow Brick Road"です。
邦題は「黄昏のレンガ路」ですが、直訳すると「さよなら、黄色いレンガ路」といったところでしょうか。なんだか別れの曲のような感じがしますね。 実は先述の通り、エルトン・ジョンはメロディ・メーカーで、歌詞はバーニー・トゥーピンという方が書いております。勿論この曲も彼が書いたもので、ただの空想の別れを絵空事の如く書き並べたものではなさそうです。 エルトン・ジョンとバーニー・トゥーピンのコンビはデビュー以来ヒットを飛ばしまくり、稀代の名コンビと謳われることとなるのですが、次第に互いの歯車が合わなくなり、そこには亀裂が生じてしまいます。 彼らのアルバムには"Captain Fantastic And Brown Dirt Cowboy"というものがあります。彼ら2人を揶揄しているもので、エルトンのことを「キャプテン・ファンタスティック」、そして、バー二―のことを「ブラウン・ダート・カウボーイ」としています。実は、バーニーはカンザス州の農場出身で性格も穏やか。非常に素朴な生活を愛したと言われております。 しかし、一方では「キャプテン・ファンタスティック」のエルトン。すっかり有名人となり、セレブの仲間入り。誰もが羨む大豪邸に住み、アルコール中毒で酒をバンバン飲み歩き、週末はクスリでオーヴァードーズなど、立派なスター街道まっしぐらでございました。「豪華絢爛」という言葉がしっくり来るでしょうか。とにかく華やかな生活が似合う人でした。 そんな両極端な生活を望む二人、気が合うわけがありません。素朴な生活を望むバーニーからすれば、華やかさが過ぎるエルトンに多少の不満を覚えていました。 そしてついに我慢の限界を迎えたバーニーはエルトンに一曲の歌詞を渡します。これが"Goodbye Yellow Brick Road"なのです。"Yellow Brick Road"とは、映画「オズの魔法使い」に登場する「王国オズと故郷を繋ぐ黄色いレンガ路」を指します。奇しくもこの作品の主人公ドロシーも、バーニーもカンザス州出身なのです。そこでバーニーは自らをこの物語、そしてドロシーと照らし合わせ、『もうこんな生活は耐えられない。黄色いレンガ路の彼方に広がる故郷に帰って自由に過ごすんだ。さよなら、エルトン』と言わんばかりの歌詞を書きます。 さて、そんな歌詞を渡されたエルトンはどう思ったでしょうか。これが事実上のコンビ解散申請書となるのは火を見るよりも明らかです。しかし、エルトンはこの歌詞に素晴らしいメロディをつけ、完璧な名曲へと昇華してしまいました。勿論、エルトンからすればこれ以上ない悲しみに襲われたことでしょう。しかし、そんな気持ちをもこんなに穏やかで美しい旋律にしてしまう。余るほどの才能を持ったものの宿命ともいえるエピソードでした。 どうも、フッジーです。 往年の洋楽をピアノで弾き語っております。 SNS各種やっておりますので、よろしければ見てくださいね! Welcome to my channel! Thanks for tuning in. I'm Piano Man From Japan. I love singing songs from the good old times, such as Elvis Presley', Ray Charles', Elton John', Billy Joel' and so on. I upload many videos on YouTube. Please check it out! Please subscribe and like! ⇒ https://twitter.com/@Pianoman9913 ⇒ https://www.facebook.com/profile.php?id=100005131577104 ⇒ https://instagram.com/pianoman9913 Please follow me! #YellowBrickRoad #エルトンジョン #Pianocover #RocketMan #EltonJohn |