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ザ・ビートルズ (アルバム)

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ザ・ビートルズ (アルバム), by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=289005 / CC BY SA 3.0

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#1968年のアルバム
#アップル・レコードのアルバム
#全英アルバムチャート1位獲得作品
#Billboard_200_1位獲得作品
#ジョージ・マーティンがプロデュースしたアルバム
ザ・ビートルズ (アルバム)

『ザ・ビートルズ』("The Beatles")は、イギリスにおいて1968年11月22日に発売されたビートルズの10作目 のオリジナル・アルバムである。

ビートルズ唯一の2枚組オリジナル・アルバムで、このアルバムからビートルズ自身が設立したアップル・レコードからアルバムもリリースされるようになった。イギリスの画家リチャード・ハミルトンとポール・マッカートニーによってデザインされたアルバムジャケットは白一色で、そのジャケットのイメージから『ホワイト・アルバム』という俗称で呼ばれることが多い。

2枚組30曲入り、総収録時間は約90分というヴォリュームでかつ多種多様な楽曲が収録されており、現代音楽の全ての要素が詰まっていると評されるほど多彩な作品が集められている。前作まででみられたサイケデリックな雰囲気は薄くなり、バンド・サウンドを活かしたシンプルなアレンジが施された楽曲が多くなった。しかしながらソロ作品の集合体といった趣もあり、全体としてのまとまりに欠けると評されることもある。

収録曲の多くは、1968年2月から4月にかけてインドのリシケーシュにてマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの元で瞑想修行を行っていた頃に書かれており、この時に書かれた楽曲は全部で約40曲ほど存在する。5月にジョージ・ハリスンの自宅にメンバー全員が集まり、その中から26曲のデモ・テープ(通称『イーシャー・デモ』と呼ばれている)が録音され、その後本格的なレコーディングがスタートした。

レコーディング開始当初はそれまでと同じ4トラック・レコーダーを2台連動させる方法で録音していたが、途中から8トラック・レコーダーが導入されたことにより、4人が同時に演奏する必要が無くなり、メンバーが個別にレコーディングしたものが多くなる。また、プロデューサーのジョージ・マーティンは、『収録曲を絞って、1枚のアルバムで出した方がいい』という考えだったが、最終的にはメンバーの主張が押し通された。ジョージ・ハリスンの作品「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」にはエリック・クラプトンがリードギターで参加した。また、レコーディングの期間中リンゴ・スターが一時グループを脱退(厳密には「レコーディングをボイコットした」という言い方の方が近い)したエピソードがあったことから、ビートルズ崩壊の始まりと言われる作品でもある。ポールはビデオ版『アンソロジー』の中で「このアルバムは脈絡がないだとか、ソロの曲ばっかりだとか言われるけど、後から色々言うのは簡単さ。ビートルズのホワイト・アルバムだぞ。黙れってんだ」と語っている。

当時の英国盤レコード番号:Apple PMC 7067-8(モノラル盤)/PCS 7067-8(ステレオ盤)、当時の英国盤にはモノラル盤とステレオ盤の2種類があり、このアルバムではステレオとモノラル間でのミキシングに違いのある曲が多い。米国盤はこのアルバムからステレオ盤のみの発売となり、モノラル盤はリリースされていない。

イギリスの「ミュージック・ウィーク」誌では、計8週間第1位を獲得。アメリカの「ビルボード」誌では、計9週間第1位を獲得し、1969年度年間ランキングでは第9位を記録している。70年代以降、アルバム・チャートに何度かランキングされている。全米レコード協会(RIAA)の売り上げ枚数の認定によると2000年11月までのアメリカ国内での累計売り上げ数は900万セット(RIAAの認定では2枚組の場合は「1セットで2枚売れた」と見なしているので枚数としては1800万枚の売り上げとなる。)のセールスを記録している。「キャッシュボックス」誌では、計12週間第1位を獲得し、1969年度年間ランキングでは第4位を記録している。2枚組のアルバムとしてはアメリカで最も売り上げた作品である。Rolling Stone's 500 Greatest Albums of All Time』(Wenner Books 2005)では10位にランクされている。

サイケデリック調の派手なデザインのジャケットが多かった当時、真っ白なジャケットにタイトルをエンボス加工し、通し番号が振られたジャケットは逆に新鮮なものであった。映像版アンソロジーでのポール・マッカートニーの発...

ザ・ビートルズ (アルバム)

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