記録的な大雪となった３連休。

県内は災害派遣された自衛隊が除雪作業を行うなど、各地で対応に追われています。

高齢者施設などの除雪作業を行っていたのは、県から災害派遣要請を受けた自衛隊です。

【グループホーム百寿の家　笹川真奈美　施設長】
「助かります。自分たちだけではどうにもならないので、助かります」

【上越市　村山秀幸　市長】
「昨日も夜遅くまでやってもらった。今日またこうやってやってもらっていますので、市民の皆さんが安心すると思う」

上越市高田では、午前８時までの７２時間降雪量が１７８ｃｍと、観測史上最大となりました。

【上越市民は】
「除雪が間に合っていなくて、車が出せない。会社に行けない状態」
「もう…降るのはこれでいい」

記録的な大雪の始まりは、今月８日（金）でした。

９日（土）午前１時までの２４時間に１０３ｃｍの雪が降り、上越市内ではスタックする車が相次ぎました。

【記者リポート】
「８日夜までこの道路は車が通れる状態だったが、こちらを見るとスタックしたんでしょうか、車が放置されたままになっています」

【上越市民は】
Q昨日から雪かきは何回くらい
「いや、もう、数えきれない。災害級ですね。雪との戦いですね」

「幹線（道路）はいいの。ちょっと住宅地に入ると、雪のはけ場がない」

しかし、その幹線道路でも立ち往生が発生。

【地元カメラマン】
「国道８号線から１８号線に回る交差点です。８号線は現在大型車が滞留している」

上越市名立区の国道８号線では１０日、約２５０台が一時立ち往生したほか、一部で渋滞が続きました。

【ドライバー】
Ｑいつから並んでいる
「今日の２時くらいかな。石川県能登半島までいくんだけど」

途中、車を降りて買出しに走った人も。

大雪のピークは越えましたが、各地で積雪が多くなっているため、新潟地方気象台は除雪中の事故や屋根からの落雪、雪崩に注意するよう呼びかけています。