FIA F4 2018 第6戦 鈴鹿 決勝 |
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2018 FIA F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Rd 6 SUZUKA
ポールポジションからのスタートとなった4連勝中の角田裕毅だったが、この日は加速が今ひとつ。逆にイン側の予選2番手から鋭く伸びた小高一斗が、1コーナーで角田をかわしてトップを奪うこととなり、岡山大会の第1戦以来、久々に角田が他車の先行を許すこととなった。この2台の背後には大滝拓也、名取鉄平が続き、さらに佐藤蓮、岩佐歩夢、石坂瑞基ら後続がもつれるように前を追う。 トップに立った小高は、1周目にコンマ5秒差をつけたものの、2番手角田は小高の独走を許さず、2周目にはそのギャップはコンマ4秒と、角田が小高ににじり寄る。小高の背後に迫った角田は、3周目のバックストレッチでスリップに着くと、シケインではアウトから被せるように小高に並びかけていく。 対する小高も角田にラインを残しつつも、角田の先行を許さず、2台はもつれるようにシケインを立ち上がってストレートへ。さらにこの戦いに、大滝、名取が肉薄し三つ巴、四つ巴の戦いへの発展していくが、ホームストレートでスリップから抜け出た角田は、再び1コーナーではアウトから小高に襲いかかると、2コーナー、さらにはS字進入まで両者は一歩も引かずに並走。見応えあるバトルが続いたが、S字ひとつ目へのアプローチでイン側となった角田がトップを奪い返す。 その直後に後方でアクシデントが発生、SCが導入されることになった。 アクシデントは8位を争っていた岩佐と菅波が1コーナーで接触、そのすぐアウト側にいた岡本が巻き込まれて宙を舞い、スポンジバリアを飛び越えてフェンスに激突するという激しいものだった。 岡本はその後無事だったことが確認されたもののクルマの損傷は激しく、3台の車両の撤去や周辺のバリアや信号機の補修など、大掛かりな作業が必要となり、規定の最大時間30分に達して終了した。 2018 FIA-F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Rd.6 SUZUKA TSUNODA Yuki |