【北海道の天気 11/14(木)】爆弾低気圧の影響 猛吹雪に大雪 週末にかけて大荒れが続く (19/11/14 16:51) |
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(菅井貴子気象予報士が解説) 午後4時00分現在
◆爆弾低気圧で天気大荒れ 北海道の北で急速に発達した爆弾低気圧の影響で道内は暴風が吹き、風に乗って真冬並みの寒気が流れ込んできています。 今夜からあさって土曜日にかけて日本海側は猛吹雪や大雪が続くおそれがあり、太平洋側でも暴風・高波に警戒が必要です。 ◆朝から気温が急降下 寒気によって空から急速冷凍されているような状態となり、最高気温は朝までに観測されたところが多くなっています。 稚内では早朝は10℃以上あったものの、この時間は-3.4℃まで下がりました。 札幌も-1.3℃まで下がって今シーズン初めて氷点下となり、現在10℃を超えている根室でも、このあと急激に寒くなる見込みです。 ◆警報 日本海側の地域には暴風雪警報が発表されています。 猛吹雪に加えて、日の入り後はさらに見通しが悪くなり車の運転が危険となりそうです。 また、日本海側の一部に波浪警報、太平洋側の室蘭・浦河・釧路周辺に暴風警報が発表されています。 ◆予想降雪量 留萌や上川北部などではあす夜にかけて60センチの雪が降り、あさってにかけてさらに降雪量が多くなる見込みです。 札幌は西にある山のおかげで、大雪にはならない見込みですが、中央区で5~10センチ、南区の山沿いで最大20センチの予想です。 ◆あすの予報 あすの道央・道南は強風が吹き、湿り雪で路面状況が悪くなりそうです。 空知や後志では雪かきが必要になるほど降る見込みです。 道北は稚内や名寄は真冬日となる予想で、サラサラとした雪が地吹雪となり交通障害が発生するおそれがあります。 太平洋側でも朝晩は路面が凍結するおそれがあるので、スリップ事故に注意して下さい。 ◆週間予報 日本海側では日曜日の朝まで同じようなところで雪が続く見込みです。 初冬は雪が落ち着いたタイミングで事故が起こりやすくなります。 日曜日は落雪やなだれに注意し、雪下ろしは無理をしないようにしてください。 日曜日の朝が冷え込みのピークで、月曜日はいったん雪が解けますが、来週中ごろは次の寒気がまたやってきそうです。 |